11月16日(木)

 

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朝5時に目をさますとすごい汗をかいているし、しんどい。熱を測ったら9度近い熱が出ていた。トイレに行ってとりあえず寝る。8時に朝日が起き出した音で起きる。熱はまだ下がってなくてむしろ上がってた。今日は1日のこの部分を何度も思い出していた。あさひに熱があることを伝える。あさひ、起き出して来たはなちゃんに「同居人が熱だって」と言う。

 

トイレの便座にカバーがついていたのも洗い物がなくなっていたのも気がついていたけど、そういうことって当然だから、ありがとうとかなにか声をかける気力を熱で奪われたせいにして何も言わなかった。褒めて伸びる人もいるだろうけどそんなのその人の都合だ。愛や見返りややりがいのどれかひとつもないのならわたしは自分の都合でやらせていただく。褒めて伸ばす用の"褒め"を用意できるほどわたしに余裕はないし、そんなの愛おしいと思わないとできないよ。他人から何か言われるだけいいと思いなよね。自分が褒められて伸びるのか、叱られて伸びるのかはわからないけど、相手が何か思って言ってくれたのなら、叱咤でも激励でもなんでも歓迎する。そういうものじゃないのかな。友達に対してこんなに意地悪になってしまうのすごく嫌だ。

具合の悪い時はストローを刺した飲み物などを差し出すのが世の常だと思っていたのですが、そういうのもないらしい。体の弱かったわたしはそんなことばかりしてもらってた。なんでも弱いほうがいい。人の気持ちがわかるから。本当のことはわからないけどそれでもその気持ちを想像して胸を傷めることはできる。

あれをやって、あれ持って来てというのも気持ち的につらいけど、それ以前に体がつらいのでもうしょうがない。

 

なんでもいいから何か食べてから薬を飲まないと、抗生物質で腹下すからと力を振り絞ってはなちゃんの作ってくれたおかゆを食べる。病原菌にうなされながらもおかゆくらい自分で作れると思う。自分も意地が悪い。

豚汁かなんかもあって、生姜の味がした。冷蔵庫にずっとあった汁とかが出ちゃってるダメになった生姜のチューブを思い出す。あれを使ってるんじゃないか、いやあでもないよなと思いながら飲む(結局それを使っていた。)。

 

体はいたいし、昨日のお酒もあってか頭もものすごく痛い。頭痛と熱のなのですがる思いでバファリンと、抗生物質を飲む。抗生物質ってさいきょー。薬嫌いな人もいるけど私は結構好き。飲めば絶対良くなるからかっこいい。薬を飲んで寝る。

二、三時間ねたらびっくりするくらい良くなっていて。平熱。体の調子もいい。バイトを休む連絡を入れたのに、バイトにちょうどいい時間に起きてしまい狼狽。なんならバイトに出かけたかった。仕方がない。神からのお告げ。

 

だらだらしていたら、昼が終わり、夕方も終わっていった。こたつに移動。ショートタームをちょっとみたけど、なんかもうあらすじは想像できるし安っぽいので途中で見るのをやめた。ジョンギャラガージュニアがかわいい。ちょっとダサい感じで最高だった。映画見るのをやめたらまた二、三時間寝てしまっていた。起きたら夜もいい時間。

惰眠を貪り、顔色が石みたいになっちゃう。

パソコンの画面や携帯の画面ばかり見ていて目が悪くなったような気がする。

電車に乗っていないから遠くを見なくなった。

だから紙の上の文字を追いかけるようにしようと思って小説をさらさらと一冊読む。読み終わった瞬間にかかってきた電話。

何年か前のバイト先の同い年の男の子からだった。なんとなく出るのをためらっていたら電話が切れた。文字打つのがだるいとのことなので電話を承諾。

忘年会するからって12月に。来てね。とのこと。行きたいと伝えるとそれ絶対来ないやつじゃんと言われる。

そんなこと言われると行かなきゃなとも思うし、じゃあ行かな〜いと両方思う。アマノジャクってこういうことかね

今から忘年会するために連絡してるって変。忘れたすぎだし、忘年会口実にしすぎな世の中!しかし良いヤツ。

「どこ住んでんだっけ?」『調布市』「よし!こなさそうだからむかえにいくからな!」

 

こうやってしばらくあってないけど話ができるのは面白い世の中だなと思う。友達っちゃ友達だけど別にもう一生声なんか聞かなくなっちゃう人なんていっぱいいるのに、笑っちゃう!

そういえば昼間、よしみちゃんとニシバヤシと連絡を取っていた。みんな12月生まれ。三人とも最近は振るわなかった。でもなんとなくこれから冬が深まって冬も終わって暖かくなってくれば全部大丈夫になる気がした。『12月はわたしたちの時代だし、来年は最高だし、春には最高だよ。そんな気がしてならない。』と自分に言い聞かせるように言った。

 

 

そういえば昨日ゲンタさんとゆうさくと話していて、実家はどこかという話になった。上尾ですと答えるとなんだか腑に落ちたような表情をしていた。なんでも前のバンドかなんかで一緒にやってた女の子も上尾でちょっと似ている境遇だったそうで。

ゲンタさんとってもいい人だ。ふとした時の空気感がすごくいい。素直な人の空気が見える。これは昨日のことですがね。

その場では処理し切れないことを、思い出して処理するまでだいたい2、3日かかるけど、そのまま忘れてしまうこととかも多い。だから覚えていることは覚えているうちに。見えるものは見えるときくらい大切にしたい。泣。マジで。

 いろいろなことを振り返ったりするのに時間がかかりすぎるし、1日が短すぎる。

自分の好きなような時間で1日を捉えればいいと思ったけど太陽の力にはかなわないよね。1日の始まりには太陽が昇ってくるし、終わりには星が見える。これには誰にも敵わない。敵わなくったって良いのか。

 

 

 

 

結構前の話。わたしとはなちゃんと同じような無地のショーツを買ってしまったので、どうせはなちゃんは区別つかないだろうなと可愛い猫のワッペンをつけた。うちにアイロンはないのでヘアアイロンでくっつけた。『みてー、間違えちゃいそうだから、ワッペンつけたの』と報告した。

帰って来て洗濯物をたたむはなちゃん、なんの悪気もなく「これどうやってつけたの?」ときいてくる。ああそうだわたしこういうなんの罪もない人に傷ついて来たんだと思い出す。『うぇえ...?前に言ったじゃん...』「(ボソッ...)」『え?なに?』「いや、わからんやった」『前言ったのに...』わからんやったって、なにがわからなかったのよね...え〜そうだったっけ!それにしてもかわいいね!と言ってくれればそれでいいのにね。

わたしの考えが深すぎるってこともあるんだろうけど、そうやっていつも無駄に、そして勝手に誰かに傷ついていた。執着も想いも強いと自分が傷ついて面倒だから、あんまり考えないようにする技を身につけたここ何年か。

ワッペンの剥がれ具合から、結構前に付けたのか!とか、一生思わないんだろうなあこの人と今日もまた幻滅する。ほら午前2時。今日も1日の終わりになんだかモヤモヤしてる。

 

ブイ✌︎!